江戸時代後期から小田川では山から伐り出した木材を運ぶ「筏流し」の光景がよく見られていました。長さ4mほどの丸太を約10本並べた「コマタ」という筏を作り、河口の長浜まで木材を運搬。しかし、昭和23年に山に林道ができ、トラックによって木材を運ぶようになり「筏流し」は廃止されてしまいました。
今では筏が浮かぶ風景を復活させようと住民の方が「筏流し」のイベントを毎年4月に開催しています。昔ながら蓑(みの)と菅笠姿の筏師が10連以上繋がった筏を巧みに操りながらら進む姿を見ようと多くの人が訪れます。また、地域のお母さんたちによって振舞われる名物「たらいうどん」は大豆や椎茸のだしがきいた“付け汁”でいただき絶品です。
ぜひお出かけください。
※大変人気のイベントで駐車場がすぐに満車となりますので、できるだけ乗り合わせてお越しください。